手入れ方法 油絵具編 ①

前回の記事でズボラな人でも
簡単に安く材料を揃えて
綺麗に汚れを落とす方法を
紹介しましたが、
これまた厄介なガンコ汚れが
ありました…

それが

油絵具


これってなかなか手入れが
めんどくさくて大変そう…
そう言う人の為に
油絵具の手入れ方法を
順番に更新していきます。
※かなり根気がいる作業なので
覚悟して読み進めてください

まずは、
道具に付いた油絵具

筆の油絵具落とし(ガチガチ編)

パレットの油絵具落とし


から段階を踏んで
紹介していこうと思います
使った油絵具を片付けるのには
慣れれば、15分ほどで
片付けられるようになりまっせ!

はじめに言っておきますが…

油絵具の筆は水では洗えない

当たり前です。油なので…
水と油は相性も悪いことは
ご存知かと思いますが、
初心者向けに解説しました

だから、
油彩画用の用具の
洗浄には、目的に合わせた
クリーナーが必要なんす
というか、必須になる

油絵具を使った筆や
ペンチングナイフは必ず
ブラシクリーナー(油絵具の洗浄液)を使ってください

ブラシクリーナーには
大きく分けて、一般的に
制作中に使用する石油系と、
完全洗浄用の水性タイプがあります。

ブラシクリーナのタイプや
値段ですがここで
記載すると長くなるので、
詳しくは下に説明します

用意する道具

ウエス もしくはいらない布か紙
筆用石鹸 筆洗器か空き缶
ブラシクリーナー

片付けの準備

まず、片付けに入る前に、
描いてた油絵のキャンバスを
少し遠ざける

これは、
万が一、絵具が飛び散ったりして
台無しになるのを防ぐ
ためでもあります。

もし、油絵は別の部屋で
乾かしてるのであれば、
この段階で移してください。
 
もう1つの理由として
乾く前の油絵具は、
オイルの臭い、特に
揮発性油の臭いが強いです。

そのため、濡れてる
油絵をリビングや寝室で
乾かすことはおすすめできません

絶対にやめてください!

臭いが強すぎて
頭痛とか吐き気なんかで
気分が悪くなることもあんで…

だから他の部屋から隔離できる
スペースに置いて乾かすこと!

それと、何度も言いますが
油絵具の筆は

水では洗えません。

​───────​

↑ここ重要。

それでは早速、
洗い方と使い方を説明します。

油彩筆の洗い方


①筆の絵具を取る


はじめに筆に残った
油絵具を布や紙タオルで除去します。

そのままブラシクリーナーに
つけるとブラシクリーナーが
早く絵具で濁ってしまうから
まずは拭き取ってください。
 

②筆洗器にブラシクリーナーを

入れ筆を洗う


ブラシクリーナーを
筆洗器か空き缶に
そそぎます。

このとき、筆洗器の場合
穴の開いた仕切りの上まで
入れて筆の穂先全体が入る
位置まで入れてください

穂先全体をしっかり液に浸け
て、穴の開いた仕切りをなでるように
やさしく筆についた絵具を
洗い落とします。
※このとき、ゴシゴシと仕切りに
押し付けたりすると毛が傷んで
しまうからやらないでください。

筆洗器上部についてる棒で
クリーナー液をよくしごき落とした後、布や紙タオルで絞るように
拭く これを何度かくり返します。
クリーナーで十分に洗った
つもりでも穂先がベトベトしたり、
しなやかさがなくなったと
感じた経験が出てくると思いますが
それは、筆の中に残った油分
(乾性油)が重合して固まるから。

クリーナーで筆を洗うと、
筆についた絵具の濃度は
低くなるんだけど
完全にはゼロにならない…

だから筆に残った油分を
取り除くために、
最後は石鹸で穂先を洗い、
流水で洗い流してしまう
必要があります

③筆用石鹸で洗う

汚れが出なくなったら、
石鹸の上をなでるように
毛先に付けます。

手のひらでクルクルと
円を描くように泡立て
よく揉んでその後
ぬるま湯で洗い流して
洗い終えたらウエスや布で
しっかりと水分を拭き取って
形を整えてよく乾かします。

※ちなみにですが…※

動物毛は最後に
洗髪用のリンスをすると
穂先がバサバサになりにくく
なるんだけど、毛を特殊コートする
リンスを使うと絵具の含みが
悪くなることもあるから
注意してください!

パレットをきれいにする


次にパレットの絵具の
落とし方を説明します。
 
はじめに、パレットの上に
残った絵具をこそぎとります。

もしペインティングナイフ
などがあれば、それを
使うときれいに取れる

ない場合は、厚紙や
段ボールなどの切れ端を
まっすぐに切って、切り口で
絵具をこそぐことも出来る。
 
木製のパレットを使ってて
絵具がこびりついても
気にならない人は、
チューブから搾った状態の
絵具はパレットに残して
おいてください。

ペインティングオイルや、
他の色を混色した絵具は
割と早く乾くんだけど
チューブから出したままの
絵具は固まるのが遅いからだ。

もちろん乾くスピードは
色にもよるけど
早く乾く茶色系でも
2、3日は乾かずにいる。
 
ちなみに俺は
絵を描いてるときは、
「今日はどれくらい絵具を使うか」
なんて考えてないんすよね…

そんで片付ける時になって、
パレットに絵具がいっぱい
残ってたなんてこともあるwww

だから片付ける時 綺麗にするのは、
パレットの混色エリアだけ
 
だけどこれにはデメリットも
あって、当たり前だけど
乾いた絵具はパレットに
こびりついてしまう…

ただ、ペインティングナイフを
使えば、こびりついた
絵具も削り落とせるから
パレットを使う上での
不便はないと思う
見た目が汚くなるけどな…
 
おっと、話が長くなったけど
パレットの絵具をこそぎ終えたら、布・キッチンペーパー・ティッシュ
なんかでパレットを
綺麗に拭き取る。

このとき、布を使うのが
一番きれいになるんだけど
手元にぼろ切れがない時は
キッチンペーパーで大丈夫!

ある程度強度もあるし
拭き取りやすいのもあるしな!

ちなみにティッシュは
すぐ破れるからあまり
使わない方がいいかもな!
 

道具の保管場所

濡れてる絵、洗った筆、
パレットは独特の油臭さが
出るのから同じ場所に
保管した方がいい

これら以外の道具は、
大した臭いは出ないから
しばう場所はどこでもOK!
 
ただ、筆を拭った紙や布とか
パレットの掃除に使った
ゴミは一つのゴミ袋に入れて、
水を入れてしっかり口を縛ってな!

水を入れるのは発火を防止する
ためでもあるけど通常は
発火なんて起きんから
あまり心配する必要はないな
俺は念のため水を入れるけどな

このゴミはオイルの
臭い自体強いから、
ゴミ袋は臭いが
漏れないようにしてな!
 
以上が
筆とパレットの手入れ方法です

筆が多いときは、
結構面倒かもしれんけど
慣れてしまえば流れ作業っすね!

KABATA ART GALLERY

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